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恩返しの家

新築

囲炉裏のある和風モダンの平屋が完成しました。お施主様が中学校時代の恩師でもあり大学時代までソフトテニスを続けることができて、今の私があるのはその先生のおかげなので今回「恩返しの家」というタイトルをつけさせて頂きました。教師という大変なお仕事を定年まで頑張られて休日も部活動に大忙しだった先生が、退職後に好きなものに囲まれてゆっくり暮らせる理想の家になるように、たくさん打合せを重ねてきました。

夢だった囲炉裏の部屋を取り入れたり、窓から景色を見ながらお仕事もできる書斎スペース。音楽やテレビをリラックスして楽しめるくつろぎリビング。小料理屋のようなイメージの一枚板のカウンター。温度差がなく快適に眠れる寝室や、疲れを癒せるお風呂空間など、25坪の平屋の中にこだわりポイントを詰め込みました。

解体前のお家が室内でも真冬は3℃前後になり、灯油のストーブが必需品だったこともあり、新しいお家がエアコン1台で本当に過ごせるのかとても気にされていました。結果、真冬の朝でも15℃以上の室温で、脱衣所やトイレなどの部屋間の温度差も少ないのでヒートショックなどの心配もなく快適に過ごせていると教えて頂きました。

これからもこのお家で、今まで頑張ってこられた分少しゆったりとした日常を味わいながら、好きなことも楽しんでいつまでも健康で元気に過ごして頂ければと思います。

借景を取り込むフォールディングウィンドウ

「リビングの南面は、開けた時に開放感のある大きな窓にしたい」というご要望があり、フォールディングウィンドウを採用しました。フォールディングウィンドウは窓が折り戸のように折りたたみながら開くので、フルオープンになり、開放感が抜群です。視線の先には竹林があり、外構でつくった大きなウッドデッキと繋がる空間は、日常の中でくつろぎや癒しを与えてくれる素敵な空間になりました。

思い出の欄間を再利用

今回は元々あったお家を解体して、新しいお家を建て替える計画でした。解体前のお家はお施主様のご両親が建てたお家で、少しでもその思い出を新しいお家にも取り入れたいということでした。欄間を解体時に大切に保管して、和室とリビングの間の壁に設置することにしました。和モダンのインテリアで新しいけどどこか懐かしい。そんなお施主様のイメージにも欄間がピッタリでした。そのほかにも床柱を玄関に再利用したり、格子扉を玄関収納に再利用したりインテリアに馴染ませながら、先祖代々の想いを引き継ぐお家になってとても喜んで頂けました。

囲炉裏の間

お家づくりを始めた時から「本格的な囲炉裏が欲しい!!」というご要望がありました。高気密高断熱のNext Design Homeのお家と囲炉裏をどうやって融合させるか、試行錯誤を重ねながらご希望だった囲炉裏の間をつくりました。約4.5帖の空間で、灰をいれて楽しむ本格的な囲炉裏が完成しました。みんなで囲炉裏を囲んでお酒を飲みながら食事をするのが楽しみです。

駐車場から直接パントリー➡キッチン動線

キッチンの奥に見える勝手口ドアが駐車場と繋がっています。まとめ買いをしたときも、勝手口から荷物を置いて3帖の広めのパントリーにすぐ収納。キッチンの冷蔵庫にもすぐしまえるストレスフリーな動線になっています。LDKの同じ空間の中でもキッチンは天井を下げて木目の天井にしたりリビングは天井をあげて見せ梁にしたり同じ空間でもメリハリをつけました。

物件情報詳細

市町村名 和歌山県橋本市
土地面積 483.33㎡(146.20坪)
建物面積 83.22㎡(25.17坪)

住宅性能

UA値 0.43W/㎡・K
耐震等級 耐震等級3
C値 0.4㎠/㎡