Interview 暮らしのインタビュー
こだわりキッチンとインナーテラスのある平屋
2022年12月11日
2人家族 / 3LDK
パッシ部長に覆された家づくり
和歌山県の橋本市・伊都郡かつらぎ町で高気密高断熱の注文住宅を建てる工務店、Next Design Homeのオーナー様宅暮らしのインタビュー記事。今回は、ゆとりある土地に贅沢な平屋を建てられたU様邸をインタビューしました。夫婦共働きで営業マンというお話上手なご夫婦に、家づくりと今の暮らしについて伺いました。料理上手な奥さんと整理整頓上手な旦那さんが建てた平屋についてや、家づくりのきっかけなど、素敵なご夫婦に飾らない笑顔でお話いただきました。
結婚と同時進行で考え始めた家づくり
結婚と同時に家づくりを検討されていたというU様ご夫妻。元々は別の工務店様で家づくりを検討され契約一歩手前、そんな時にNDHとの出会いがありました。普段はチラシを配っていない紀の川市でたまたま配ったチラシをご覧いただき、8月の暑い日に平屋の見学会にお越しいただきました。実はその出会いが、U様の家づくりの考え方を根本から覆したそう。旦那様はNDHとの家づくりを振り返ると一言「佐久間さんに出会って覆されました!」と。何を覆されたのか?それは「性能についてやお金の考え方などです。見学会の最後に知ったんですけど、真夏の家の涼しさがエアコン一台で賄っていて、それについてのプレゼンもしてもらったんです。その時に、性能のこともそうですけどプレゼンが良くて、建てなくても家づくりする人の役に立てばと思っているというスタンスも営業マンとして同じ考え方で仕事をしているのでぐさっと刺さりましたね。」とNDHが大切にしている要素の話や、仕事に対するスタンスを直に感じていただいたようです。その言葉を聞いた時に思わずパッシ部長も笑顔に。
奥様も「結局は人が大事で、元々考えていた先も人の部分で違和感を感じていたんです。見学会に行く前は、チラシを見て他に頼むつもりもないし、でも平屋は初めてだし一応見とく!?みたいなテンションで見に行ったんですけど、そこで提案してもらって、押し売りもないし、家づくりの参考資料ももらって話を聞いて…そしたら帰りの車で二人とも無言になっちゃって(笑)考えていた工務店は、キャンペーンみたいなのがあって100万円分の家具がもらえる期限がきていたけど、私たち的には家づくりで考えてきた内容を覆されてたのでどうしよう…となって。」と、家づくりを進めてきたけれど、人に対する一抹の不安があったことをお話しいただきました。続けて旦那様も「僕的には考えを覆されていてどうしよう?となってたんですけど、自分だけだとなんだかなぁ…と夫婦間でも気を遣いあって帰りの車内は一瞬無言に(笑)。けど、今進めていた工務店を断ろうとなったのはその車内でのことでしたね」と即断で決められたそう。そこからの、U様ご夫妻の勢いはすごい!私たちも圧倒されるようなスピードであれよあれよと家づくりが決まったのです。奥様は、「生活のイメージができたことが大きかったです。建てる時のイメージだけじゃなく、建てた後の生活をイメージできたので、デザインだけ考えていた時とはそのイメージしやすさが違いました。」とご自身の考えが深まったことが決め手だったようです。
12月初旬で無暖房!?
では、NDHと建てた家ではどんな暮らしをしているのか?まさに家づくりの考えを覆されたという性能についてどのように感じておられるかを早速伺いました。ちなみに、インタビューしたのは2022年12月11日と寒さが厳しくなり始める季節でした。ただ、その季節でも無暖房とのこと。それもそのはず、その日は室温が日中で21℃前後にも。(曇りでしたが少し陽が差すだけで室温が1〜2℃ぐっと上がりました)そんな家を体験されたU様ご夫妻はどのようなご感想を抱いたのでしょうか?
ご夫婦揃って性能についてはご満足いただいている様子で、奥様が「真夏に引っ越して、それでもクーラーはほとんどつけずで、来客時に基本一台で動かすぐらい。日中いてないこともあるんですけど、帰ってきた時の体感もいいです。自宅でのんびりしてる時もリビングがぽかぽかして、日光浴できるのがいいですね。」旦那様は、「最近、夜は16℃だとか少し肌寒くなるので少しエアコンかけるんですけど、かけたらすぐに部屋も暖まるので驚いてます。あと、とにかく寒暖差がなくて楽ですね。お風呂場が寒いなどもなくて良いです。」と高性能の一番の良さである室温の変化の少なさや部屋間の温度差が少ないことについてお話しいただきました。
また、以前の賃貸暮らしの際は、家が暑く寒いの嫌で会社の事務所にいる方が快適で、会社に長居していたそう。そして奥様が話されていて印象に残った一言が。「早く帰ってきたくなるので、効率よく仕事するようになったかもしれない。」これは家が生活を変える良い例なのかもしれません。スタッフもこの一言には驚き、仕事の効率までも変えてしまうのが高性能な家なんだと改めて良さを実感させていただきました。
料理好きな奥さんと整理上手な旦那さん
インタビューをしていてU様ご夫妻は、夫婦で互いを補い合っている印象を強く感じました。互いの得意と苦手を日々の家事でも分担なされていて、その考えが家づくりにも大きく反映されています。家事楽設計をご提案させていただいており、その生活ぶりについてもお話を伺いました。
料理好きな奥様がとことんこだわった木のキッチン
奥様がこの家で一番こだわったのは、なんといってもこの木のキッチンです。奥様は「最高!ストレス溜まったり仕事帰ってきてから、料理することがストレス発散なんです。」と話すほどに料理好きな奥様。たくさんのショールームをまわって検討した結果、ウッドワン社製の木のキッチン(su:iji)を採用しています。床材やカップボードとも色を合わせて落ち着いた印象にまとまっています。そして、料理好きな奥さんだからこそのこだわりが広がります。料理にこだわりたいので、IHではなくガスを採用している点は料理好きならわかるポイントではないでしょうか。旦那様も元々ガス屋さんで働いていたので、その方が良いとのことで採用に至ったそうです。奥様にガスの方が良い理由を伺うと「IHって火が見えないので火力などが分かりづらくないですか?料理している感がなくて楽しくない。」とまたまた素敵なキーワードが。せっかくの暮らしなので楽しいかどうかを軸に考えられているのが素敵です。料理も家事も楽しめるかどうか、それがNDH流です。また、奥様の更なるこだわりが!「循環型にしたいなと思ってたんです。料理して出た生ごみをこの生ごみ処理機に入れて堆肥にして、その堆肥を畑にまいて、雨水タンクで用意した水を使って水やりをして野菜を育ててるんです。それで育てた野菜を収穫して料理をするのが今の楽しみです。」これがやりたくて、土地探しの時から畑ができるかどうかも検討されたそうです。
整理担当は旦那様は掃除も楽に
お話も楽しく、やりたいことをやるといった大胆な奥様の苦手を上手に補っているのは旦那様の整理整頓術です。家づくりの打ち合わせ時から物の住所(置き場所)を決めていたので、旦那様も整理整頓がしやすかったそうです。また、リビングには夫婦それぞれのロッカー的な収納を設けてリビングが散らからないようにしています。旦那さん曰く「カウンターの上の物などを来客時に一時的に避難させる役割も担ってます(笑)」とのことで、全て完璧ではなくて、上手に見せると隠すを活用されているご様子です。また、旦那さんと奥さん共通していたのは洗濯と掃除が楽になったとのことで「各所こだわっているので、家事や掃除が楽になりました!掃除は日中いない間にルンバで、あとは少しするぐらいかな。ルンバありきで家具も揃えました。」と家具選びも計画的!
洗濯動線がシンプルにまとまったことで家事楽に
洗濯についても、「洗濯機を回したあとそのままサンルームに干せるのも動線が短くて楽です。平屋なので、外に干すとプライバシーが気になるので、室内完結できるのが良いですね。あと、室内干しも乾きやすいです。」と旦那様。奥様は「外干し派だったから、サンルームはなしと思ってたんですけど、今は雨の日でも使いやすくてあってよかったなって思います。」と家事楽設計にご納得いただいている様子。共働きで、過ごしやすい環境になっているこの家での感想は「色んなことを気にしなくていいというのが楽。洗濯なんかもすぐ着るものは隣の収納になおして、そのまま使えるから楽(アクション指数が少なくて楽)」とのことです。
生活にゆとり、ゆったりと暮らす平屋暮らし
家づくりの感想
最後に家づくりの過程についてお話を伺いました。まず奥様が言うには結婚すると同時に賃貸は絶対ないと思っていたそう。「毎月の出費があるのに、あのクオリティの部屋は嫌だった。」とのこと。NDHに家づくりの気持ちが傾いてからはとんとん拍子で進んだ家づくり。土地探しにもとことんこだわりました。この土地は166坪と広めの土地ですが、この土地とも運命的な出会いだったのです。たくさんの土地をご紹介させていただき、見て回りましたがなかなか思うような土地に出会えてなかった頃、この土地に出会いました。土地には既存の建物があったのですが、奥様が不思議と解体した時のイメージができたそうで「城跡があることや、ぽかぽか陽気、子供たちが遊べるスペースもあるし、こども園もあるしスーパーあるし、環境が決め手になりました。」とのこと。旦那様も「土地が広くても道が狭いというのが多くて、この土地のように前の道が広くて土地も広いのがよかったんです。近所との付き合いでも気を使わないですし。」と大阪出身で少し感覚が違う旦那様ご意見に奥様もそうだったんだと改めて知ることも。
家づくりで印象深いことや不満がなかったかを伺った際に旦那様は「あまりなくて、ちょこちょこLINEで進捗をやり取りしてくれていて、それに安心できた。」奥様も続けて「同意見です。LINEで気になることはなんでも聞けたし、pintarestでも共有を作ってイメージも共有できていたので、意思疎通できていたと思うし、それに対して提案をもらって採用したり、レスポンスがいいので安心できました。あと、紀の川に住んでたんですけど、買い物の行き帰りで現場を見に行って「家の生い立ち」という写真アルバムまで作ってたんです(笑)」そして旦那様が「色んな人に出会って感謝できていたし、不安はなかったですね。気になることがあればすぐに佐久間さんに話して解消できてました。」と我々の家づくりに不安や不満がなかった様子でとても嬉しく思います。私たちからしても至らなかった点はあったかと思います。用意するもののスケジュールも、言われる前に自分たちで調べて用意して流れを確認して、把握しながらやられているなど、まだまだ配慮できたという点では反省です。新たな学びをありがとうございます。
物件情報詳細
市町村名 | 和歌山県伊都郡かつらぎ町 |
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土地面積 | 166.56坪/550.62㎡ |
建物面積 | 35.81坪/118.41㎡ |
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工法 |
住宅性能
UA値 | 0.35W/㎡・K |
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耐震等級 | 耐震等級3 |
C値 | 0.26㎠/㎡ |
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