こんにちは。
毎日厳しい暑さが続いていて、家づくりに携わってくれている職人さんたちには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
8月頭からはじまる土台・上棟の日も、今のところかなり暑そうな予報なので、熱中症に気を付けて安全第一でやっていこうと思います。
前回のQ&Aシリーズの第1弾では、着工してから完成までの流れをご紹介しましたので、今回は着工に向けての打合せは一体どんなことを決めていくのか、イメージをつかんで頂きやすいように流れをお伝えできればと思います。
①まずはプランと同時並行で窓の配置・使い勝手・大きさの検討
日照シミュレーションをおこない、しっかりと太陽の明るさや暖かさが取り入れられる場所に、日射取得のできる大きな窓を配置します。1階に大きな窓をとっても南側に日当たりを妨げるものがある場合は、吹抜けなどを検討してしっかり日射取得ができる場所に窓を配置するようにしています。
東西南北の窓でガラスの使い分けをしています
南側の窓ガラスは、LOW-Eガラス「クリア」といって冬の日差しをとしっかり採り込みながら優れた断熱性を発揮する窓ガラスを採用しています。東西北の窓ガラスは、冬の断熱性能を高めるとともに、日射熱をしっかりとカットしてくれるLOW‐Eガラス「グリーン」を採用しています。見た目には分からないこだわりポイントです。
その他にも、勝手口は必要かどうか
細長い窓は、窓の設置高さをどうするか
地域の風の流れを検討して、窓の開き勝手を考えたりと、窓の計画はあまり目立たないけどとても大切な役割を担っているので、敷地をいかせるような窓計画をご提案し、確認をしてもらうようにしています。
②窓の日除け部材の検討
日除け部材のスタイルシェードや、外付け電動ブラインドを検討します。スタイルシェードは色や柄がたくさん種類があるので、外壁やサッシ色にあわせて選んでいきます。
③外観のコーディネート
外壁の種類は、サイディングか、ガルバリウム鋼板か、塗り壁か‥それぞれメリット・デメリットをお伝えして種類や、色・柄を決めてもらいます。
外壁を決めると玄関ドア・サッシの色・玄関タイルなどもトータルで決めていきます。パースなどを見てもらいながら、好みの外観に。
④床材・室内ドア・収納計画の決定
続いて室内のコーディネートに入っていきます。まずは全体のインテリアイメージを共有しながら床の色を決めていきます。
床の色で全体の雰囲気が大きく変わりますね。床の色が決まったら室内のドアを決めていくのですが、やはりメインのドアは、リビングに入るドア。最近はガラスドアや、ハイドアなどのご要望も多くなってきました。
最近はキッチンの床をお手入れしやすいように、フロアタイルなどを採用するケースも多いです。床材の素材が変わる部分には見切り材が入るのですが、できるだけすっきりカッコ良く見えるように、ステンレスや真鍮の見切りをご提案しています。
収納内部も細かく打合せをしていきます。可動棚の棚板の枚数・奥行・幅・棚板や棚柱の色などを決めて、プランニングの中でモノの定位置を決めていきます。
⑤水廻り設備【キッチン・お風呂・トイレ・洗面台】
水廻り設備に関しては、実際にモノを確認しにショールームに行くことも多いです。先日もLIXIL南港ショールームにいってキッチンをみてきましたが、使いやすい高さや扉のカラー色など、分かりやすく確認することができました。
造作洗面台も採用率が高いですが、シンク・蛇口・鏡の種類・タイルの種類などを決めていきます。
⑥照明計画・コンセント
コンセントの場所や種類・スイッチなども細かい部分ですがしっかり打合せをしていきます。さりげないこだわり部分が楽しいところです。
ここまでくると、大体打合せは終盤に入ってきて、残るはクロスや外構の打合せになります。注文住宅ということで、決めることもたくさんあって大変ですが、できるだけストレスなく楽しく決めて頂けるように、今後も工夫をしていきたいなと思います。
今は共働きの方も多く、忙しい毎日なので家づくりの打合せも本当に大変だと思います。じっくりと家でカタログなどを見比べて選択肢がたくさんある中から決めたい方と、多すぎると大変だから、ある程度絞ってもらった中から選択したい!など、お客様にあわせて柔軟に対応させて頂いています。
打合せのペースや進め方などご希望ありましたら、遠慮なくおっしゃってくださいね(^^)v
それでは次のQ&A第3弾をお楽しみに。
Chikako Sakuma