年内最後の上棟が無事に終わりました。

何十棟と上棟を経験していても、上棟日はやはり特別です。
1週間前から、天気予報や雨雲レーダーとにらめっこしながら、「どうか一日もってほしい」と願い、
朝を迎えるたびに少し緊張して終わった瞬間にほっと胸をなでおろす。
本当に毎回同じような気持ちになります。
お施主様にとってはもちろん、
私たちにとっても家づくりの大切な節目です。
上棟の日に、私たちが必ず現場で行うこと
Next Design Homeでは、
私達スタッフも上棟当日、現場に立ち会い、
構造が組み上がっていく様子を見守りながら、
気密処理の確認・施工を行っています。


写真にある黒いテープ。
これは「気密テープ」と呼ばれるもので、
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土台と柱の取り合い
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梁や土台まわりの継ぎ目
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構造材のわずかな隙間
といった、空気が漏れやすい部分に一つひとつ丁寧に貼っていきます。
完成後には見えなくなる部分ですが、
このひと手間が、
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冬の冷気
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夏の熱気
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すきま風
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冷暖房効率
に大きく影響します。
「見えなくなる部分こそ、ひと手間をかけて1棟1棟丁寧に施工したい。」
それが私たちの想いです。
ピン工法を採用する理由

当社では、構造にピン工法を採用しています。
一般的な金物工法と比べ、
ピン工法は木材を大きく欠き取らずに接合できるため、
柱や梁の“木の肉厚”をしっかり残せるのが特徴です。


同じ「耐震等級3」であっても、
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木材を大きく欠き取って金物を入れる構造
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木材の断面をできるだけ残しながら接合する構造
では、長期的な強度の考え方が変わってきます。
木の断面を残すことで、
繰り返しの地震に対しても粘り強く、
構造材そのものの強度を活かした家づくりが可能になります。
構造と気密は、同時に考えるもの
構造が強くても、
気密が甘ければ快適な住まいにはなりません。
逆に、
気密だけを追いかけても、
構造が弱ければ意味がありません。
だからこそ私たちは、
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構造の強さ
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気密・断熱の性能
この両方を同時に、現場レベルで確認しながら進めることを大切にしています。

図面や計算だけではなく、
実際の現場で、
自分たちの目と手で確かめることを大事にしています。

上棟はゴールではなく、
ここから本格的な工事が始まります。
一つひとつの工程を丁寧に積み重ねながら、
「建ててよかった」
「この家にしてよかった」
そう思っていただけるように職人さんたちと施工を進めていきます。
年内最後の上棟。
無事に終えられたことに感謝です。

Chikako Sakuma