こんにちは！パッシ部長の佐久間です。

家づくりを考えるとき多くの方が間取りやデザイン、設備に目がいきます。
しかし、実は家の寿命を左右する一番大切なポイントが「地盤」です。
どれだけ良い建材を使い、高性能な住宅を建ててもその家を支える地盤が弱ければ、家全体の耐久性は損なわれてしまいます。

今回は、なぜ地盤がそれほどまでに重要なのか分かりやすく解説します。

1. 地盤が弱いと家は傾いてしまいます

地盤が弱いと、建物は重さに耐えきれず不同沈下（ふどうちんか）という、家の一部分だけが沈む現象が起こります。

不同沈下が起こると…

• ドアや窓がスムーズに開かなくなる

• 壁や天井にひび割れが入る

• 床が傾いて家具が勝手に動く

• 建物全体の耐震性が低下する

といった症状が出てきます。

傾いた家を後から直すには大きな費用がかかり、場合によっては元に戻せないケースもあります。
だからこそ、建てる前にしっかり地盤を調査し、安全を確認することが欠かせません。

2. 地震に強い家は「地盤の強さ」で決まります

耐震性能の高い構造を採用していても、地盤が弱いと地震の揺れが大きく伝わり耐震性が十分に発揮されません。

特に日本は地震が多い国ですので、

• 地盤の固さ

• 土の層の厚さ

• 地盤のゆるみ具合

• 液状化のリスク

などを、事前調査でしっかり確認することが重要です。

丈夫な地盤に建つ家は揺れを小さく抑え、建物の損傷を最小限にする効果があります。
「構造 × 地盤」で、はじめて地震に強い家が完成するのです。

3. 地盤改良は“万が一”のトラブルを未然に防ぐ安心の工事

調査の結果、弱い地盤だった場合には地盤改良工事を行います。

代表的な工法には、

• 表層改良

• 柱状改良（セメント柱）

• 鋼管杭工法

• 砕石パイル工法(←NextDesignHomeはこちらの仕様)

などがあります。

地盤改良は「余計な工事」と思われがちですが、
実は未来のトラブルを防ぐ“保険”のような役割を持っています。

不同沈下が起きてから直すのではなく、
地盤を強くしてから建てることで、家の寿命が大幅に伸びます。

4. 地盤調査は必ず“第三者の専門機関”に依頼します

信頼性の高い家づくりのためには、地盤調査を行う会社が第三者であることも大切です。

調査と改良工事を同じ会社が行うと、工事が必要かどうかの判断が曖昧になってしまう場合があります。
そのため、NextDesignHomeでも公正な第三者の調査会社に依頼し、必要な場合のみ地盤改良を実施しています。

結果は専門的な報告書にまとめられ、
「どうしてこの地盤改良が必要なのか」「安全性は確保されているか」がしっかり確認できます。

5. 地盤保証で長期の安心を確保します

地盤改良を行った場合、NextDesignHomeでは20年間の地盤保証が付きます。
万が一地盤が原因で不同沈下が起きた場合でも、補修費用が保証されるため安心です。

保証があることで、
「家を建てたあともずっと安心して暮らせる」
という大きなメリットがあります。

まとめ：見えないけれど、家づくりで最重要なのが“地盤”です

家づくりにおいて、地盤は目に見えず、つい後回しにされがちな部分ですが、
家が何十年と安全・快適に暮らせるかを左右する最も大事な基礎です。

• 家が傾かないために

• 地震に強い家にするために

• 長く安心して暮らしていただくために

しっかりと地盤調査を行い、必要に応じて適切な改良を施すことが欠かせません。

これから土地探しをされる方も、すでに土地が決まっている方も、まずは“地盤の安全性”を確認していきましょう。

NextDesignHomeパッシ部長　佐久間