こんにちは!パッシ部長の佐久間です。最近ちょこちょこくしゃみや鼻水が出ることがあり「風邪かな?」と思っていたのですがどうやら花粉の可能性が高いようです。この時期はブタクサやヨモギの花粉が飛んでいてそれに反応しているかもしれません。何を隠そう、僕は年中かわいそうなくらい花粉アレルギーがあると診断された男なのです!何か良い対策はないものか…(´;ω;`)
第一種換気と第三種換気の違いとは?
さて、新築住宅では必ず「24時間換気」が必要になりますが、その方式は大きく分けて「第一種換気」と「第三種換気」の2種類がよく採用されます。
どちらが“絶対に良い”というものではなく、家の性能・コスト・暮らし方によって最適な選択が変わります。
本日は、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすくご紹介します。
◆ 第一種換気とは?
給気と排気の両方を機械でコントロールする換気方式です。
熱交換タイプの場合、冬は暖かい室内の熱を再利用し、夏は冷房した空気の冷気を無駄にせずに換気できます。
◎ メリット
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換気量・空気の流れをしっかりコントロールできる
→ 室内の空気環境が安定しやすいです。 -
熱交換型なら、冷暖房エネルギーのロスを減らせる
→ 省エネで快適な室温を保ちやすいです。 -
花粉やPM2.5をフィルターでカットしやすい
→ アレルギー対策としても有効です。
▲ デメリット
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イニシャルコスト(本体価格・工事費)が高い
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定期的なフィルター清掃・交換が必要
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ダクト方式の場合、施工品質が性能に大きく影響する
→ ダクト内部の清掃性・気密性が重要になります。
◆ 第三種換気とは?
排気のみを機械で行い、給気は自然に行う換気方式です。
浴室やトイレに設置されている24時間換気ファンが代表的な例です。
◎ メリット
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イニシャルコストが安い
→ 比較的導入しやすい換気方式です。 -
機械設備が少ないため、メンテナンスが簡単
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部屋ごとに換気の調整がしやすい
→ 小規模住宅やリノベーションにも向いています。
▲ デメリット
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外気がそのまま入るため、冷暖房効率が低下しやすい
→ 夏は暑い空気、冬は冷たい空気が直接入ることになります。 -
家全体の気密性能が低いと計画通りの換気になりにくい
→ C値が悪い住宅では空気の流れが乱れやすいです。 -
花粉や粉じん対策は別途対応が必要
→ 給気口フィルターで対応する場合が多いです。
◆ どちらが良いのか?選び方のポイント
| 比較ポイント | 第一種換気に向いている家 | 第三種換気に向いている家 |
|---|---|---|
| 住宅性能 | 高気密・高断熱住宅 | 一般的な気密性能 / リノベも含む |
| 快適性 | 冷暖房効率・温度ムラを抑えたい | 設備をシンプルにしたい |
| アレルギー対策 | 花粉・PM2.5をできるだけ減らしたい | 特に気にしない or 部分対応でOK |
| コスト | 設備費用に予算をかけられる | コスト重視 |
◆ まとめ
第一種換気は「快適性と省エネ性を高めたい住宅」に向いています。
特にNextDesignHomeを含む高気密・高断熱住宅との相性が良く、空気環境を安定させたい方におすすめです。
一方、第三種換気は「シンプルでコストを抑えたい住宅」に向いています。
ただし、家の気密性能が低いと想定どおりの換気ができないため、施工品質がカギになります。
どちらを選ぶにしても、
「家の性能 × 暮らし方 × ランニングコスト」のバランスが大切ですということですね!参考にして頂けると嬉しいです^^
NextDesignHomeパッシ部長 佐久間