こんにちは!パッシブ部長の佐久間です。
最近お客様とお話ししていると、「住宅性能って何を見ればいいの?」という質問をよくいただきます。確かに、ZEHとかUA値とかHEAT20とか…専門用語が多くて混乱しますよね^^;
そこで今回は、今の住宅業界で使われている“住宅性能を示す主要な指標”について、分かりやすくまとめてみました!今更ではありますが快適で健康にお過ごしいただくには大事な知識になりますのでよろしければ参考にしてみてください!
✅ 1. UA値(外皮平均熱貫流率)
→ 住宅の「断熱性能」を示す数字!
UA値とは、家全体からどれくらい熱が逃げていくかを数値で表したもの。
数値が小さいほど、断熱性能が高い=「冬暖かく、夏涼しい家」と言えます。
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地域ごとに基準値あり(例:和歌山なら0.87以下が省エネ基準)
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ZEH住宅は0.6以下が目安
■NextDesignHomeの平均は0.35~0.40w/㎡Kです。
✅ 2. C値(相当隙間面積)
→ 住宅の「気密性能」を示す指標!
C値は、家にどれだけ“隙間”があるかを表します。
数値が小さいほど隙間が少なく、第一種換気(機械換気)を採用した場合に計画換気通りになります。
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高気密住宅の目安は1.0以下
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高性能住宅では0.5以下を目指すことも
■NextDesignHomeの平均は0.2~0.3となります。※豆知識:実は室温に与える影響はほとんどないです。
✅ 3. BEI(一次エネルギー消費量削減率)
→ エネルギー消費をどれだけ減らしているか
冷暖房・給湯・照明・換気などのエネルギーをどれだけ省エネできているかを示します。
基準値は1.0。これより小さいと「省エネ」住宅と評価されます。
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ZEHはBEI=0.6以下が目安(40%以上の削減)
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計算にはHEMSや高効率機器の導入も影響
■少ないエネルギー(光熱費)で快適に暮らしていただく為にNextDesignHomeが大事にしている指標です!
✅ 4. HEAT20(断熱等性能のグレード)
→ “どれくらい快適に暮らせるか”の実感値に近い!
HEAT20とは、室内温度の快適さを重視した民間団体の基準です。
G1・G2・G3という3段階で表され、G3が最も高性能。
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G1:とりあえず寒くない
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G2:ほぼ全室が快適温度
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G3:真冬でもほぼ上下着一枚で過ごせるレベル
✅ 5. 耐震等級(1~3)
→ 地震に対する強さの指標!
耐震等級は、建築基準法レベルを「等級1」とし、
その1.25倍が「等級2」、1.5倍が「等級3」となります。
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等級3:消防署や警察署レベルの耐震性
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地震保険の割引にもつながる!
■耐震等級3といっても自社仕様によるものや品確法を用いたもの、許容応力度計算によるものなど色々あります。またいつか細かく説明しますね!
✅ 6. 断熱等性能等級(1~7)【2022年以降、7段階に】
→ 住宅の断熱性能の“公的評価”
最近、等級5~7が新設されました。
最新の住宅は等級6以上を狙うのがスタンダードになりつつあります。
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等級4:これまでの省エネ基準(1999年)
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等級5:ZEH水準
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等級6・7:断熱強化型(UA値0.28など)
■NextDesignHomeでは室温や省エネルギー等多角的に性能を検討し、断熱等級は6を標準としています。
✅ 7. ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
→ エネルギー収支ゼロの家!補助金対象にも
断熱性能を高め、高効率設備を入れ、太陽光で創エネもする家。
「つくるエネルギー ≧ 使うエネルギー」を目指します。
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ZEH基準:UA値0.6以下、BEI 0.6以下
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国の補助金あり(55万円〜)
■太陽光にもいろいろな採用の仕方があります!売電の単価も短期間で回収しやすくなっておりますので積極的に導入したいですね!
まとめ:大事なことは「数字」より「体感」
NextDesignHomeとして住宅性能は数値で比べることよりも、実際に「冬でもエアコン1台でポカポカ」「光熱費が月1万円減った」といった生活の変化や暮らしを一番大切にしています。
何世代にもわたって少ないエネルギーで快適にお過ごしいただけるお家をこれからもてがけていきたいです!!
NextDesignHomeパッシ部長 佐久間