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パッシ部長の日常#17 ~「快適」は数値化できる!?~

2022.12.10
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本ブログをご覧いただきありがとうございます!パッシ部長こと佐久間です。気づけば師走。本当に日々の業務に追われ無我夢中で仕事に取り組んでいたらすでに12月も半ば…2022年が終わっちゃう~!ブログも1か月以上もご無沙汰になってしまいました…((+_+))すっかり外も寒くなり気温も1ケタで非常に寒い!皆様年末年始お身体にはご自愛頂きますように!

「快適」とはなんぞや

 

住宅業界に携わっているとよく「快適」という言葉をよく聞きます。それはある時は室温だったり、ある時は間取りや動線・収納などの使い勝手だったりするわけですが、僕の得意分野は温熱環境なので僕が使う「快適」とは主に室温や気温にまつわることが多いです。この「快適」を紐解くと気温や室温以外にもたくさんの要因があることが分かります。例えば「着衣量」。皆様は無意識に暑ければ服を脱ぎ、寒ければ服を着るという行動を経験を通じて行っています。これは外的要因を自らの工夫で「快適」に近づけているわけです。また「気流」も忘れてはいけませんね!ようは風の流れです。すぐに思いつくのは扇風機やシーリングファンかな?あとは外にいてめちゃくちゃ暑くても風がそよそよと吹いていれば暑さも軽減されたりしますよね!このように快適はいくつもの要因で構成されているわけです。この「快適」の奥深くて難しいところは体感温度は人によって全く違うところです。ある方にとっての快適は他の方の快適ではない可能性が大いにありますよね!なので一概に「うちのお家は快適です!!(^^)/(キリッ)」とはなかなか断言できないもどかしさがあります。

身体への負担からみた快適

体感温度からみた快適は人それぞれですが、身体への負担から快適を検討するとある程度の「指標」は見えてきます。世界保健機関(WHO)は冬の人が居る居住空間を18℃以上にしましょう!という方針を打ち出しています。イギリスの保健省では住宅の許容室温を18℃と定めており、それを下回る場合は改善命令などの処分が下されます。それを考えると、日本の住宅の断熱レベルはまだまだ底辺でもっともっと底上げをしていかないといけないな、と思います。とは言え何もせずに真冬の室温が18℃になることはないので、いかに少ないエネルギーで18℃の空間を作ってあげられるかがポイントですね!そのためにはどのくらいの断熱性能が必要なのか、パッシブデザインの日射取得をどれくらいしてあげたらより良いのか、といった検討をしてNDHの仕様は決まっているんです!そして、本当に光熱費の高騰が著しいので本当にこれからのお家はより少ないエネルギーで快適空間を作り上げる必要があると感じている今日この頃です!是非皆さんもご家族が集まるリビングや各お部屋、脱衣場や洗面所などの室温を18℃を目安にして頂いて厳しい冬を乗り切りましょう!

 

 

 

 

NextDesignHomeパッシ部長 佐久間

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