こんにちは!パッシ部長の佐久間です。日本人3選手が所属するドジャースがワールドシリーズ2連覇を達成しましたね~!打ち合わせが終わって昼食を済ませる間見入ってしまった…(笑)途中ピンチを迎えて見ていられなくてうろうろしたり、直視できない場面もありましたが選手達はどんな状況でも決して諦めず己を信じ、可能性を信じ、一球に全てをかけているのを観て感動しました…!ブルージェイズの選手達もドジャースの選手達もベストを尽くしてくれました!ナイスゲーム!!(^^)
さて、今日は住宅性能の役割として「設備」について考えその中でも快適な住環境には欠かせない「空調」についてお話します。
テーマ:全館空調と壁掛けエアコン、それぞれの特性について
快適性とコストのバランスを考える
住宅の性能が高くなるにつれて、「全館空調」を採用する家が少しずつ増えています。
一方で、従来の「壁掛けエアコン」も根強い人気があります。
どちらを選ぶかは、快適性・メンテナンス性・初期コストなどのバランスが大切です。
今回は、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
全館空調とは?
全館空調とは、家全体を一つのシステムで温度管理する仕組みです。
リビングだけでなく、廊下や脱衣室、トイレなどの家中の温度差を少なくできるのが特徴です。
主に天井裏や床下にダクトを通し、各部屋に送風することで家全体を快適に保ちます。
全館空調のメリット
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家中どこでも快適な温度
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冬に脱衣室が寒い、夏に2階が暑いといった「温度ムラ」を解消できます。
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ヒートショックのリスクも減り、健康面でも安心です。
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空気の質を保ちやすい
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フィルターで花粉やホコリを除去するため、アレルギー対策にも効果的です。
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換気システムと連動することで、常に新鮮な空気を取り込めます。
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室内がすっきり
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各部屋にエアコンが不要なため、デザイン的にもすっきりした印象に。
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インテリアを邪魔しません。
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全館空調のデメリット
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初期費用が高い
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設備費用が高く、導入コストは一般的な壁掛けエアコンの数倍になることもあります。
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メンテナンスが必要
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定期的なフィルター清掃やダクト内の点検が必要です。
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故障した場合は全館が止まるため、修理対応の早い業者を選ぶことが大切です。
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間取り変更がしにくい
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ダクト配管があるため、リフォームや増改築の自由度が下がることがあります。
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壁掛けエアコンとは?
壁掛けエアコンは、部屋ごとに設置する一般的な冷暖房機器です。
リビングや寝室など、必要な部屋だけに設置できる柔軟性があります。
壁掛けエアコンのメリット
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導入コストが安い
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機種や設置数にもよりますが、全館空調に比べると圧倒的に低コストです。
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故障しても一台ごとの交換が可能です。
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温度調整が部屋ごとに可能
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使用頻度の低い部屋はオフにできるため、電気代を抑えやすいという利点があります。
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機種選びや買い替えが容易
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家電量販店などでも購入でき、最新機種への交換も簡単です。
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壁掛けエアコンのデメリット
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部屋ごとの温度差が生まれやすい
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廊下や脱衣室などに設置されていない場所は、どうしても温度差が生じます。
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特に高気密高断熱住宅では、サーキュレーターなどを併用することで快適性を高める工夫が必要です。
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見た目のデザイン性が劣る
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壁にエアコン本体が見えるため、インテリアにこだわる方には気になる点かもしれません。
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フィルター掃除がこまめに必要
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各部屋のエアコンを清掃しないと、効率が落ちたりカビの原因になったりします。
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まとめ:自分たちの暮らしに合う選択を
| 比較項目 | 全館空調 | 壁掛けエアコン |
|---|---|---|
| 初期コスト | 高い | 安い |
| ランニングコスト | やや高め | 使い方次第で安くできる |
| 快適性 | 家全体が快適 | 部屋ごとの調整が必要 |
| デザイン性 | スッキリ | 本体が見える |
| メンテナンス | 定期点検が必要 | 各台の掃除が必要 |
全館空調は「家全体の快適性」を求める方に、
壁掛けエアコンは「コストを抑えつつ必要な場所だけ快適にしたい」方に向いています。
どちらを選ぶにしても、住宅性能(断熱・気密)との相性がとても大切です。
性能の高い住宅ほど、少ないエネルギーで快適に暮らすことができます。
NextDesignHomeでは間取りや性能、暮らし方に合わせて「どんな冷暖房方式が合うのか」を一緒に考えながらご提案していますので今お家づくりで空調計画を検討している方は是非一度ご相談ください!
NextDesignHomeパッシ部長 佐久間