こんにちは!パッシ部長の佐久間です。10月も残すところあと2週間弱。ようやく現場でも空調服を着なくても作業しやすい季節になりました。今年初めて外に出て「寒っ!」という言葉が口をつきました。今年も残すところあと2か月!残りも全力で駆け抜けたいと思います!
さて、前回は住宅性能の気密についてお話しましたが、今回は断熱の役割とその重要性についてお話します。
家づくりを考えるとき、「高断熱」という言葉をよく耳にしますよね。でも実際に、断熱がどんな役割を果たしているのか、なぜ重要なのかを詳しく理解している方は意外と少ないかもしれません。今回は、住宅の断熱の基本的な役割と、その効果についてわかりやすくご紹介します。
■ 断熱とは「外気の影響を受けにくくすること」
住宅における断熱とは、外の気温の影響を室内に伝わりにくくすることです。
夏は外の熱を遮り、冬は室内の暖かさを逃さないようにすることで、室内の温度を一定に保つ役割を果たします。
断熱性能が高い家は、エアコンや暖房の効きが良くなり、少ないエネルギーで快適な環境を保つことができます。
つまり「光熱費の削減」や「省エネ」につながるのです。
■ 断熱の主な役割
① 快適な室内環境をつくる
断熱性が低い住宅では冬の窓際や床付近が冷え込み夏は屋根裏や2階が暑くなりがちです。
断熱性を高めることで家全体の温度差を小さくし、どの部屋にいても快適に過ごせるようになります。
② 結露の防止
外気温と室内温度の差が大きいと、壁や窓に水滴がつく「結露」が発生します。
結露はカビやダニの原因にもなり、住宅の劣化を早めてしまいます。
適切な断熱と気密を確保することで、結露のリスクを大幅に減らすことができます。
③ 光熱費の削減
冷暖房の効率が上がるため、エアコンを長時間使わなくても快適に過ごせます。
結果として光熱費の節約にもつながり、長期的には経済的なメリットが大きくなります。
④ ヒートショックの予防
断熱性が高い家は、部屋ごとの温度差が少なくなるため、冬場のヒートショック(急激な温度変化による体への負担)を防ぐ効果もあります。
高齢者や小さなお子さまの健康にもやさしい家になります。
■ 断熱は「家の性能の基礎」
住宅性能を考えるうえで、断熱は「軸」となる部分です。
高性能な設備を入れても、断熱が不十分だと本来の性能を発揮できません。
逆にしっかりとした断熱が施された家は長く快適に、そして健康的に暮らすことができます。
■ まとめ
断熱は「快適」「健康」「省エネ」を支える、住宅の見えない部分の大切な要素です。
近年では、省エネ基準やZEH(ゼロエネルギー住宅)の普及により、断熱の重要性がますます高まっています。
これから家づくりをされる方は、デザインや間取りだけでなく、「断熱性能」にもしっかり注目してみてください。
見えない部分こそ、暮らしの質を大きく左右するポイントです。
そして「百聞は一見に如かず」!!是非実際の完成したNDHのお家でその効果を体感してみてくださいね^^
次回のOPENHOUSEは12月を予定しております!
NextDesignHomeパッシ部長 佐久間
