こんにちは!パッシ部長の佐久間です。相変わらず忙しく動き回っておりますが、朝方や夕方は本当に涼しくなりましたね~^^日によっては肌寒いと感じる日も増えてきました!とはいえ晴れた日の日中はまだまだ暑い…寒暖差がありますので体調管理はしっかり意識しなくては…‼
さて、現在施工が進んでいる現場では上棟から約2週間が経ち、もう少しでNextDesignHomeでは全棟実施している「気密測定」が近づいてきました。
近年、「高気密・高断熱住宅」という言葉をよく耳にしませんか?住宅の性能を測るうえで「断熱」と並んで重要とされているのが「気密」です。
今回は、気密性の高い家に住むメリットと注意しておきたいデメリットについて僕視点から分かりやすく解説します。
■ 気密性とは?
気密性とは、家のすき間の少なさを示す性能のことです。
建物のすき間が少ないほど、室内の空気が外に漏れにくく、外の空気も中に入りにくくなります。
この性能は「C値(シーち)」という数値で表され、数値が小さいほど気密性が高い住宅です。
たとえば、C値0.5㎠/㎡以下であれば、一般的に高気密住宅といわれます。
■ 気密性が高い住宅のメリット
① 冷暖房効率が高く、光熱費を削減できる
すき間が少ない家は、外気の影響を受けにくく、エアコンで調整した空気が逃げにくくなります。
その結果、冷暖房の効率が上がり、エネルギーを無駄にせず快適な温度を保つことができます。
光熱費の削減につながるのはもちろん、室温のムラも少なくなるため、家全体が快適に保たれます。
② 結露やカビの発生を防ぐ
気密性が低いと、壁内や床下に湿った空気が侵入し、内部結露の原因になります。
高気密住宅では、計画換気によって湿度をコントロールできるため、結露やカビの発生を防ぎ、建物の耐久性を高めることができます。
③ 換気計画が正確に機能する
すき間が多い家では、換気扇を回しても意図しない場所から空気が出入りしてしまい、計画どおりに換気ができません。
気密性が高い家では、空気の流れを設計どおりにコントロールできるため、24時間換気システムがしっかりと機能します。
これにより、室内の空気環境が常に清潔に保たれます。
④ 外からの騒音を軽減できる
気密性の高い住宅は、すき間が少ないため、外の音が室内に入りにくく、静かな住環境をつくることができます。
特に交通量の多い道路沿いや線路の近くなどでは、その効果を実感しやすいでしょう。
■ 気密性が高い住宅のデメリット・注意点
① 正しい換気ができていないと空気がこもる
気密性が高い家では、自然に空気が入れ替わりにくくなるため、換気設備の性能と使い方がとても重要です。
換気計画が不十分だったり、フィルターの掃除を怠ったりすると、二酸化炭素や湿気がこもってしまうことがあります。
定期的なメンテナンスと正しい運用が欠かせません。
② 施工の精度が求められる
高気密住宅を実現するには、設計段階から細部の納まりを考え、現場での丁寧な施工が必要です。
わずかな隙間や貫通部処理のミスでも、気密性能は大きく低下します。
信頼できる工務店・大工の技術が何よりも重要です。
③ 建築コストがやや高くなることがある
気密性能を高めるためには、気密シートや気密テープなどの専用部材が必要になり、施工にも時間がかかります。
そのため、一般的な住宅よりも若干コストアップする場合があります。
ただし、長期的には光熱費の削減や建物の耐久性向上により、十分に元が取れる投資といえます。
※NextDesignHomeでは僕が現場監督を兼任し、しっかりと気密を取るための一手間を請け負っていますので特にコストアップはいりませんよ^^
■ 橋本市で高気密住宅を建てるなら
私たちネクストデザインホームでは、全棟で気密測定(C値測定)を実施し、設計段階から断熱・換気・気密をトータルで最適化しています。
橋本市・かつらぎ町・紀の川市などの和歌山北部エリアの気候特性を考慮し、冬も夏も各フロアにエアコン1台で快適に過ごせる住宅性能を追求しています。
家づくりのご相談では、「断熱・気密性能の見える化レポート」もご覧いただけますし、OPENHOUSEでは是非実際の快適さを体感してみてください。
次回のOPENHOUSEは12月を予定しております!
NextDesignHomeパッシ部長 佐久間