こんにちは!パッシ部長の佐久間です!僕には高校1年生の息子と中学2年生の娘がいます。今まさに教育費のピークを迎えようとしている佐久間家ですが、十数年前には考えもしなかった出費が多くあります。
「夢のマイホームを建てたい」と考え始めたとき、多くの方が気になるのは、土地探しや間取り、住宅ローンの金利かもしれません。
しかし、実際に安心して家づくりを進めるために最も大切なのは ライフプラン、つまり「人生設計」 です。なぜなら、住宅購入は「今」だけでなく「未来の家計」にも大きく影響するからです。
数多くのお客様のライフプランを手掛け、収支のバランスを見続けている立場の僕からその重要性と実際の活用方法について解説します。
1. ライフプランとは?
ライフプランとは「人生におけるイベントとお金の流れを見える化した設計図」のことです。
具体的には、家族の将来を見据えて以下を整理します。
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出産・子育て
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教育(小学校・中学校・高校・大学の進学費用)
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車の購入や買い替え
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家族旅行や趣味にかける費用
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老後の生活費・介護費用
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住宅ローン返済計画
これらを「キャッシュフロー表」としてまとめることで、今後の収支や貯蓄残高の推移を予測できるようになります。
2. 住宅購入前にライフプランが必要な理由
(1) 住宅ローンの返済可能額を把握できる
銀行が提示する「借入可能額」は、必ずしも「無理なく返せる額」ではありません。
例えば、年収600万円のご夫婦がいる場合、金融機関の審査では4,000万円以上借りられることもあります。
しかし教育費や老後資金を考慮すると、実際に無理なく返済できるのは3,000万円前後に収めた方が安心、というケースは多くあります。
(2) 教育資金と住宅資金のバランスを取れる
文部科学省の調査によると、子ども一人当たりの教育費は以下の通りです。
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公立(小学校~大学):約1,000万円
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私立(小学校~大学):約2,500〜3,000万円
住宅ローンに偏りすぎると教育費が準備できず、進学の選択肢を狭めてしまう可能性があります。ライフプランを立てれば、教育費と住宅ローンの両立可能性 を確認できます。
(3) 老後資金も同時に考えられる
総務省の家計調査によると、老後の生活費は夫婦2人で月22万円~27万円ほど必要とされています。
住宅ローンを定年後まで引きずってしまうと、老後資金が不足するリスクが高まります。ライフプランでは「退職金・年金額・住宅ローン完済時期」を含めて確認することで、安心した老後設計が可能です。
(4) 不測の事態に備えられる
病気やケガ、転職や収入減といった予測不能な出来事が起こることもあります。ライフプランを立てることで、生活防衛資金(最低でも生活費6か月分)を確保し、万一の備えを盛り込むことができます。
3. ライフプラン実施の流れ
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現状の収支を確認
家計簿や通帳をもとに、毎月の収入と支出、年間の貯蓄額を整理します。 -
将来のイベントを洗い出す
例:子どもの進学、車の買い替え、家族旅行、リフォーム、老後の生活など。 -
教育費・老後費用を見積もる
公立か私立か、海外留学の有無など、家庭ごとに想定します。 -
キャッシュフロー表を作成
今後30~35年の収支と貯蓄残高をシミュレーション。住宅ローン返済が家計に与える影響を確認します。 -
不足資金への対策を検討
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住宅ローン借入額の調整
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保険の見直し
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老後資金の積立計画
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4. ライフプランで得られる安心感
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「返済額はこの範囲なら安心」という基準を持てる
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教育資金・老後資金と両立した家づくりが可能
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将来の不安を可視化し、対策を早めに取れる
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住宅ローンの繰上返済や借換えの判断も適切にできる
まとめ
家づくりは「家の設計図」だけでは完成しません。
家計の設計図=ライフプラン を描くことで、無理のない返済と豊かな生活を両立できます。
新築住宅を検討する際は、NextDesignHomeで一緒にライフプランを立て、将来を見据えた安心のマイホーム計画を進めましょう。
NextDesignHomeパッシ部長 佐久間