こんにちは!パッシ部長の佐久間です。最近SNSやYOUTUBEなどで住宅関連の情報を共有している有識者さんが多くいますね!一方通行の内容も多いですがいいお家づくりをする上で情報収集は非常に大事です!
なので今日は「住宅性能」についてできるだけシンプルに、でもちゃんと大事なところを押さえてお話します。
■ そもそも「住宅性能」って?
一言でいうと、「住宅がどれだけ快適で安心かを示す指標」です。
たとえば…
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冬に寒くない家
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夏にムシムシしない家
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地震に強い家
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長持ちする家
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省エネで光熱費がかからない家
こうした家の“力”を、見えるようにしたのが「住宅性能」です。
■ 難しく聞こえる「住宅性能」の種類、実はこれだけ!
住宅性能は主に次のような要素で構成されています:
性能の種類 | 簡単に言うと… | よく使われる言葉・指標例 |
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断熱性能 | 外の暑さ寒さが家に伝わりにくい | UA値(ゆーえーち) |
気密性能 | 隙間が少ないかどうか | C値(しーち) |
耐震性能 | 地震にどれくらい強いか | 耐震等級(たいしんとうきゅう) |
耐久性能 | どれだけ長持ちするか | 劣化対策等級など |
劣化対策性能 | 雨漏りや腐食に強いかどうか | |
メンテナンス性 | お手入れのしやすさ | 維持管理対策等級など |
省エネ性能 | 光熱費が安く済むか | BELS、ZEHなど |
■ 「UA値」「C値」ってなに?
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UA値(ユーエーち):家の熱の逃げやすさを表す数値。低いほど断熱性能が良い家。
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C値(シーち):家のすき間の少なさを表す数値。低いほど隙間がなく、空気が逃げない家。
この2つが低いと、エアコンがよく効く・結露しにくい・快適など、暮らしに直結した良さが出てきます。
■ よくある質問①:高性能な家って、実際どこがいいの?
A. 毎日の生活がラクで、安心で、節約にもなる!
たとえば…
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冬:朝起きたときに布団から出ても寒くない
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夏:エアコン1台で家中が涼しい
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台風:風の音が気にならない(断熱の遮音性能による)
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地震:耐震等級3の家なら、避難所に行かずに家で過ごせる
結果として「体も家計もラク」な暮らしができます。
■ よくある質問②:そんなに良いなら、なんで全部の家が高性能じゃないの?
実は、建てる人の知識と意識次第なんです。
住宅性能は「オプション」ではなく「設計と施工で決まる基本性能」。でも、お施主様(建て主)がそれを知らないと、標準的な性能で終わってしまうことも…。
つまり、知っている人だけが得をするのが今の住宅事情なのです。
■ 最近の住宅性能のトレンドは?
ここ数年で「住宅性能」はぐっと進化しています。
【注目ワード】
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ZEH(ゼッチ):エネルギー収支がゼロになる家(太陽光などでまかなう)
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HEAT20 G2・G3:より高い断熱性能の目安
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長期優良住宅:長く住むために国が推奨する高性能住宅
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パッシブデザイン:自然の光や風を活かす設計手法
大手ハウスメーカーだけでなく、地元工務店でもこうした提案が増えてきています。
■ 最後に|性能の「見える化」が未来のスタンダードに
昔は「見た目」や「間取り」ばかりが注目されていた家づくり。でもこれからは、
「見えない性能こそ、暮らしを支える」
そんな時代です。とはいえ、数字だけを見ても分かりづらいのが住宅性能。だからこそ、信頼できる建築会社や設計士と、しっかり話し合うことが大切です。
住宅性能=見えないけど、毎日の快適をつくる「家の力」
家づくりの第一歩として、「性能」に少しだけ目を向けてみませんか?
NextDesignHomeパッシ部長 佐久間