こんにちは!パッシ部長の佐久間です!暑さも益々厳しい中皆様いかがお過ごしでしょうか?こうも暑いと中々体力的にも精神的にも余裕やゆとりを持つのが難しいですよねぇ…。僕も現場や建築について勉強しているとたまに違うことを考えたくなったり逆に何も考えないようにする時間を設けてリフレッシュすることを心がけています!ということで今回は建築からは大きく離れて日本の風習について独り言を言ってみたいと思います。僕の実家は九州の大分なんですが、お盆の時期は親父がいろいろ準備をしたりお供えをしているのを小さい頃から見てきました。子供の時は気にならなかった事ですが、大人になった今「なんでやるんだろう?」と気になったので今日はお盆について調べたことを共有しますね!よければ見ていってください!
① お盆の由来は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」
お盆の正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」というみたいです。サンスクリット語の「ウランバナ(逆さ吊り)」が語源とされ、「亡くなった人が苦しんでいる状態を救う」という仏教の教えからきているんだって!
日本では祖先の霊をお迎えして供養するという意味合いが強く、平安時代には貴族の間で風習として広まっていたとか。
建築でも「地鎮祭」や「上棟式」などで神様や祖先の方を敬う習わしがありますので親近感がありました^^
② なぜキュウリとナスで動物を作るの?
精霊馬(しょうりょううま)と呼ばれるこの習慣。キュウリは「馬」、ナスは「牛」を表しているそうです。
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馬(キュウリ):ご先祖さまが早く家に帰ってこれるように
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牛(ナス):あの世へゆっくり戻ってもらうため
という願いが込められているんだそう。昔はこの精霊馬を川に流す地域もあったそうですが、今は環境保護の観点から土に埋めたり供養したりするスタイルが主流のようです。
③ お盆の時期は地域によって違う?
お盆=8月15日頃と思っている人も多いと思いますが、実は地域によって違います。
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7月盆(新暦):東京や横浜など都市部(7月13日〜16日)
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8月盆(旧暦):多くの地域で採用(8月13日〜16日)
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旧盆(旧暦の7月15日):沖縄や奄美大島など一部地域(年によって時期が変わる)
ご先祖様も地域に合わせてスケジュール調整してるのかもしれませんね(笑)
④ 迎え火と送り火の意味は?
お盆の始まりには「迎え火」、終わりには「送り火」を焚いて、ご先祖様の霊の行き来を導きます。僕も親父がやっているのをよく見ていましたし、火を付けたりもしていました。
● 迎え火:13日の夕方、玄関先で焙烙(ほうろく)やお皿の上で麻がらを焚いてご先祖様をお迎え
● 送り火:16日の夕方、同じように火を焚いてお見送り
ちなみに、京都の「五山の送り火」はこの風習がスケールアップしたもの。幻想的な光景で有名ですので一度見に行ってみたいな~!
⑤ お盆に泳ぐと足を引っ張られる…の真相
「お盆に海や川に入ると霊に引っ張られる」と昔から言われています。これは僕もテレビとかネットの記事で見かけたことはありました!
実はこれ、先祖を敬う意味と同時に水難事故を防ぐための戒めでもあるそうですよ!
お盆時期は台風や豪雨の影響で水が増水しやすく、事故も起きやすい。だからこそ「怖い話」にして子どもたちを守ってきた知恵でもあるのです。先人たちに感謝!
おわりに:今年のお盆、ちょっとだけ立ち止まってみませんか?
ご先祖さまを想い、家族が集い、自然と感謝の気持ちが生まれるお盆。
忙しい毎日だからこそ、ほんの少し立ち止まって、心を整えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
それでは、よいお盆をお過ごしください🌿
NextDesignHomeパッシ部長 佐久間