家の断熱や気密性能と収納って実は密接につながっている!?
今年のお正月は暖かくて過ごしやすかったですが、急に寒さが厳しくなってきましたね。
ドラッグストアにいくと、肩や腰をあたためる温熱シートや、電子レンジなどで温めて使う温熱グッズ・モコモコ靴下などたくさんの防寒グッズが売られています。私が暮らしている家の断熱性能も良くないので、温熱シートを身体に貼りながらこのブログを書いています…。
いつも収納計画にこだわってプランニングをしていますが、収納スペースはやみくもに大きくとるのではなく、必要なモノの量にあわせて必要な場所に必要なサイズ感で確保するのが大切です。
建築コストがあがる一番の要因は建物の大きさですが、収納スペースをとにかくたくさんとって坪数が大きくなりすぎたり、収納スペースを優先しすぎてみんなが過ごす空間のリビングが狭くなったりというのは避けたいところです。
Next Design Homeでは、居心地よく過ごす最低限の標準仕様として、UA値0.46以下・断熱等級6にしていますが、断熱性能の高いお家は防寒に関するモノが圧倒的に少なくなるので必要な収納スペースもそれだけ少なくなるのを、プランニングや収納計画をしながら実感しています。
基本的には14帖用(200V)のエアコンと補助エアコンで、過ごされるオーナー様が多いので、大きなものでいうと石油ストーブ・灯油置き場などは不要になります。石油ストーブやハロゲンヒーターなど、2~3台あるとそれだけで、押入れの下段が占領されてしまいます。
その他にもこたつ机やこたつ布団・厚手のお布団×家族分・小物類でいうとリビング空間などで寒さをしのぐブランケットやモコモコの靴下・パジャマの上から着るモコモコの服・温熱シートなどの収納スペースが不要になったり、そういった小物類でLDKが散らかりやすくなるのを防いでくれる効果もあります。
それぞれの収納・パントリー・ファミリークローゼット・約20帖のLDK・4.5帖の畳スペースなどを確保しながら全体の坪数は29坪の平屋のお家です。完成見学会をさせて頂いた時には「坪数以上にすごく広く感じる」というお声をたくさん頂いたお家でした。遊びにいかせて頂いてもこの収納スペースを、とても素敵に活用されているオーナー様なのでまた収納を上手く使う秘訣を聞いてきたいと思います!!
「スッキリしたお家で暮らしたい」という方や「収納にこだわりたい」という方は、おうちの断熱や気密などの快適性と収納計画が実は密接に関わっているということを、少し頭の片隅にいれておいて頂けると嬉しいです。
それではまた。 Chikako Sakuma