あけましておめでとうございます。
2025年1月6日本日よりNext Design Homeも仕事はじめとなります。本年もよろしくお願い致します。
「家時間を最高に」
新年最初のブログなので改めてNext Design Homeが今まで大切にしてきて、今後もブレることなく大切にしていく家づくりの考え方や設計手法について改めてまとめてみようと思います。
最近は「高気密高断熱」という言葉もよく聞かれるようになって、以前に比べると断熱性能が高いお家が多くなってきました。
今年からはじまる「GX志向型住宅に対する補助金・最大160万円」の1つの要件である断熱性能の基準も高めに設定されているので、補助金取得のために断熱性能をあげてくるお家が更に増えるのではないかと思います。
Next Design Homeとしては、補助金にあわせるというよりも、このぐらいの断熱性能や気密性能にすると小さなエネルギーで快適に過ごせるのではないかという室温シミュレーションのもと、逆算で断熱性能を決めて今までご提案してきました。
結果、最新の補助金の断熱性能の要件が、1棟目のお客様から最新のお客様まで全て満たしているのは少し嬉しい気持ちになりました。
高気密高断熱は当たり前の時代に。+パッシブデザインの重要性
ここ最近資材の高騰で、住宅価格は数年前に比べて高くなっていて今後も値上がりが予想されます。構造の安全性や断熱などの快適性能はおとすことなく、コストパフォーマンスの良いお家にするための工夫が今後ますます重要になってきます。
Next Design Homeが大切にしてきたパッシブデザインというのも、大きなお金をかけずに快適なお家にするための設計の工夫です。
①ご提案する土地に対して日照シミュレーションをおこない日射の取り入れ方や、窓の配置・大きさなどを綿密に計画すること
↑ 日射取得【にっしゃしゅとく】
という考え方でしっかりと1日を通じて太陽の暖かさが入ってくるところに、大きな窓をとって窓をストーブ代わりにします。
冬の窓際でも日当たりが良くてポカポカと気持ち良くとても居心地の良い空間になります。実際のオーナー様の室温データを確認しても、冬の晴れた日には太陽の暖かさで、室温が20℃ぐらいになっています。
日照シミュレーションの結果、隣家などの影響で、1階の窓だけで日射が取り入れられない場合は、吹抜けなどをご提案します。そうすることで土地探しの選択肢も広がってきたり、土地にかけるコストを抑えることも可能です。
しっかりと日射が取り入れられるところには、大きな窓を設置しますが、北側や夏の日差しがきつい西側などは、風通しのための小さな窓にしたりあえて窓をつくらなかったりするケースも多いです。きちんと日照シミュレーションをして、無駄な窓をつくらないのも快適さを大切にしながらコストカットをする工夫の1つになります。
今日は建築事例なども交えながら、日照シミュレーションやパッシブデザインのポイントの1つ「日射取得」についてまとめてみました。
次回は冬だけでなく、夏も大切。日射遮へいについてまとめてみようと思います。それではまた。
Chikako Sakuma